皮膚科

お肌のケアについて
千葉皮膚科
院長 千葉 雅史
日光皮膚炎について

 日光皮膚炎は春から秋にかけて、20歳代の中ごろから50歳代ぐらいまでの女性に多くみられます。上腕から前腕、手の甲などの露出部位に赤いぶつぶつが集まって生じます。強くはありませんがかゆみがあります。つゆの出ることはあまりありません。
 日光皮膚炎の原因は極めて複雑です。ミカン科やセリ科の食べ物や食品添加物、血圧や糖尿病の薬、体内で産生される物質などの中に紫外線に対して過敏にする物質(光感作物質)が含まれていて、他の人では何も起きない程度の少量の紫外線に反応して炎症を起こすのです。
 一人ひとりの患者さんについて原因物質を探すのは不可能に近いので、日光皮膚炎の予防は紫外線をできるだけ避けるしかありません。いろいろ工夫された日焼け止め化粧品が市販されていますので試されることをお勧めします。

日焼け止めクリームの選択基準

 夏は強い日差しなど、肌には受難の季節です。日焼けは皮膚の老化を早め、しみ、しわなどの原因になります。したがって、夏は日焼け止めクリームを上手に使うことが大切です。
 紫外線には紅斑や火ぶくれを起こす短い波長のものと、色を黒くする長い波長の2種類があります。日焼け止めクリームの紫外線遮断効果の表示については、短波長の紫外線による日焼け、火ぶくれ防止を指標としたSPFと、色を黒くする長い波長の遮断効果を指標としたPAがよく知られてます。
 日焼け止めクリームを選択するに際しては、外出や旅行の際、どの程度の日光暴露が予想されるかを考えておくことが大切です。紫外線の感受性には個人差があり、体質も考慮しなければなりませんが、一般的には日常生活ではSPF10程度、ゴルフ、海水浴ではSPF20程度、熱帯地方への旅行ではSPF30を目安とすれば良いと思います。PAもそれぞれに応じて+から+++を選びます。