産婦人科

低用量ピルについて
清田ウィメンズクリニック
院長 萬(よろず) 豊

 多くの避妊法の中でピルほど誤解されているものはありません。「副作用が心配です」と言う意見をよく聞きますがピルほど安全、確実な避妊法はありません。世界中で多くの人々により長い間ピルは使われてきましたが、日本は世界で最も遅く1999年9月にやっと認可されました。

 今回認可されたピルはホルモン含有量の少ない低用量ピルです。副作用をより少なく、かつ確実に避妊できるレベルにまでホルモン量を減らしました。

 ピルは毎日飲まなければなりません。基本的に月経第1日目から始めます。そして21日間飲み続けますがさらに7日間ホルモン剤の入っていない錠剤を飲むという28錠タイプが主流です。28錠を飲み終わったら新しいピルのシートに移ります。すなわち毎日飲むということが飲み忘れを防ぐことにつながっています。飲み忘れさえなければ避妊効果はほぼ100%です。

 また低用量ピルには避妊以外のメリットがいろいろあります。ひとつは月経周期が順調になること。28日周期となります。それに月経量が減少し、かつ月経痛が非常に軽くなります。また ある種のピルはニキビにも効果があります。当院でもニキビのためにこの低用量ピルを服用している女性がおります。料金は1シート(28日分)2,500から3,000円です。

 正式に認可されて1年以上経ちますが思ったほど普及しておりません。望まない妊娠を避けるために、自分の体を自分で守るためにこの低用量ピルが多くの人々に利用されることを期待しております。