歯 科

口輪筋(唇の筋肉)を鍛えよう(Ⅲ)
歯学博士
飯田 一実

  口輪筋のトレーニングにより、多くの表情筋との協調運動が起こり口元のゆがみが改善され、顔の筋肉が引き締まり、たるんだあごもすっきりし、表情が明るくなり「小顔」になり、首のラインも美しく、美容効果があります。肩こりも楽になります。
 リップトレーナーの使用により、認知症(痴呆症)の予防・改善にも役立つことが知られて来ました。
 大脳の中でも前頭葉は最も人間らしさを司る部分と言われています。
 唇の筋肉に負担をかけると、表情筋が刺激され、特に前頭部の筋肉が強く影響を受け認知症と関係していると考えられている右側前頭葉の脳血流が増えることが光トポグラフィーという装置で確認されています。
 単にガムを噛んだり、食べ物を噛むだけでは右側前頭葉での脳血流の変化は認められず、唇の筋肉に力が加わる時に脳血流に変化が起こります。この環境下で知的な仕事を行うと認知症の改善が期待出来ます。