歯 科

口輪筋(唇の筋肉)を鍛えよう(Ⅱ)
歯学博士
飯田 一実

  最近ドライマウス(口腔乾燥症)が問題になっています。薬の副作用や糖尿病・シェーグレン症候群などの病気が原因のこともありますが、慢性的に唾液の出が不足することや口呼吸が原因のことが多いのです。

 症状としては入れ歯で歯肉が痛んだり、水分無しには食べ物が飲み込みづらい・夜間に度々水分がほしくなる・口中がネバネバしたり、口臭が強い・味覚が変だ・むし歯が出来易い・舌や唇が割れるなどです。

 口臭は自分では気づきにくいものですが、周囲の人に不快感を与えます。
口腔内の細菌が、歯周病の歯肉やむし歯・舌苔で食べかすのアミノ酸を分解して口臭の原因となるものを作り出しますが、唾液はこれを洗い流してくれます。
唾液が良く出るようにするためには

  • よく噛んで食べる
  • 唾液腺をマッサージする
  • 口の周りの筋肉を刺激する

等があり、口中の潤いをおぎなう為には湿潤剤配合の洗口液・スプレー・ジェルの使用も考えられます。

 口呼吸を防ぎ、唾液が良く出るようにするためにも唇のトレーニングは大切で、唇の筋肉を鍛える器具の使用は効果が有ります。
このリップトレーナーは「パタカラ」と言い、東京の歯科医師 秋広良昭先生が開発したもので取り扱っている歯科医院が多く、ご相談下さい。