歯 科

スポーツ歯科
歯学博士
飯田 一実

 6月30日1ヵ月に亘るサッカーワールドカップは、ブラジルが優勝しました。
 現在ボクシングやアメリカンフットボールなど、激しくぶつかり合うスポーツではマウスピースの装着が義務づけられているようです。
 今回のサッカーの試合では、フェイスガードをつけた選手が見られましたが、サッカーもかなり激しく体がぶつかり合うので鼻骨骨折している選手宮本DFは顔面をガードするためにこのような装具をつけることは当然でしょう。
 顎・口腔での外傷は口中粘膜の損傷・歯牙破折・顎骨骨折などがあり、その損傷や後遺症は肉体的にも精神的にも大きな影響があります。また、子供の顎口腔の外傷も学校保健で重大な問題です。
 全てのスポーツは安全てあることが必要で、怪我をしたのでは意味がありません。運動による怪我から歯牙や顎骨を守る口腔内装置としてマウスガードがあります。市販のマウスガードもあり、使用者が自ら調整して使用することが多いようですが適合性が悪く、むしろ障害を起こしかねず役に立たぬ事が多いようです。
 歯科医師が正しい型を採って作製した適合の良いマウスガードの使用が必要で、外力を和らげるクッション役をします。マウスガードが衝撃力を緩和したり外力エネルギーを拡散したりします。
 コンタクトスポーツではマウスガードの使用が是非必要なことと考えられます。