ビタミンK

ビタミンKとは?

 ビタミンKは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。傷や内出血などで血を固める血液凝固作用に不可欠な働きをしています。

ビタミンKとは?

 ビタミンKには、K1(フィロキソン)と、K2(メナキソン)があり、血液凝固作用の他、体内で乳酸菌を作り、骨からカルシウムが排出されるこを防ぎ、骨を丈夫に保つほか、グルタミン酸の代謝向上、骨粗しょう症の予防や生理痛の緩和、体のpHバランスの調整などに作用があるといわれています。

ビタミンKの効能

 ビタミンK1は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄野菜や、わかめ、ひじきなどの海藻類に、ビタミンK2は納豆やチーズなどの発酵食品に豊富に含まれています。

 血栓症や血液凝固剤の服用をされている人はビタミンKの摂取制限がある場合があります。

ビタミンKの欠乏症

  • 欠乏すると、血液凝固に時間がかかる。
  • ビタミンKは、腸内細菌によって体内合成されるので、不足の心配はまずない。
  • 新生児は腸内細菌が少なく、ビタミンKが合成されないため、頭蓋内出血を起こす事がある。

過剰摂取による副作用

心配ない。妊婦への注射による過剰投与で副作用の出た事はある。
抗血液凝固剤を使用している人や血栓症の人はビタミンKの摂取量を制限される事がある。

摂取時の注意点

 ビタミンKの1日の所要量は大人男性65μg、大人女性55μg、幼児5~20μg、小学生25~35μg、中高生男子50~60μg、中高生女子50~55μgです。上限は0ヶ月から6ヶ月が5000μg、1歳~5歳10,000~14,000μg、小学生17,000~22,000μg、中高生27,000~28,000μgです。大人男女30,000μgとなっています。

 人間では腸内細菌がK2を一部作りだすとともに、K1も幅広い食品に含まれているため、滅多なことでは不足しません。しかし、ビタミンKは抗生物質やホルモン剤に弱いため、これらの医薬品を使用している人は注意が必要です。特に妊娠中に使用している場合は、生まれた赤ちゃんにビタミンK不足による頭蓋内出血が起きる場合があります。また、新生児や乳児は腸内細菌によるK2の合成が未熟なため欠乏しがちなので授乳中の女性は十分注意が必要です。

食品のビタミンB1含有量

科学技術庁資源調査会編(100g当たり)

品   名 K含有量
(μg)
品   名 K含有量
(μg)
品   名 K含有量
(μg)
抹茶 2,900 こまつな・葉・ゆで 450 だいこん・葉・生 240
あまのり・ほしのり 1,400 しゅんぎく・葉・ゆで 440 タアサイ・葉・ゆで 230
せん茶 1,400 おかひじき 360 ブロッコリー 230
挽き割り納豆 1,300 ぎょうじゃにんにく・葉・生 360 のざわな・葉・塩漬け 220
わかめ・乾燥・素干し 970 ひじき 330 大豆油 210
糸引き納豆 870 かぶ・葉・生 310 あさつき・葉・生 190
キャベツ 800 ほうれんそう・ゆで 300 調合油 170
パセリ 730 たいさい類・つまみな・葉・生 270 からしな 170
しそ・葉 650 なばな・葉・ゆで 270 にんじん・葉・生 160
モロヘイヤ 640 にら・葉・生 250 葉ねぎ 140
あしたば・葉・生 590 しゅんぎく・葉・生 250 みつば・生 130

ビタミンKは薬理作用の適切な利用方法がむずかしく「要指示薬」として医師の処方がないと買えません。