ビタミンE

ビタミンEとは?

 ビタミンEは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、ビタミンA・Cとともに活性酸素から体を守る働きをします。老化防止、若返りのビタミンとも言われています。

ビタミンEの効能

 抗酸化作用で、体内の脂質の酸化を防止する働きがあります。また、血管を健康に保つ働きもあり、動脈硬化の防止にも必要なビタミンです。また、悪玉コレステロールを運びだし、善玉コレステロールを増やす働きももっています。血中の過酸化脂質の量は40歳を過ぎると急に増加するので、ビタミンEをしっかり摂取することが大切です。

ビタミンEを多く含む食品

アーモンドなどのナッツ類、植物油、うなぎ・たらこなどの魚介類、西洋かぼちゃ、アボカドなど

ビタミンEの欠乏症

  • 乳幼児で溶血性貧血を起こすことがある。
  • ごくまれに神経障害を起こす場合がある。

過剰摂取による副作用

大量摂取すると、血が固まりにくくなる。サプリメントからの摂取は許容上限摂取量以下にしましょう。

摂取時の注意点

ビタミンEの1日の所要量は大人男性10mgα-TE、大人女性8mgα-TE、幼児3~6mgα-TE、小学生6~8mgα-TE、中高生男子10mgα-TE、中高生女子8mgα-TEです。上限は0ヶ月から6ヶ月が200mgα-TE、1歳~5歳300~400mgα-TE、小学生400~500mgα-TE、それ以上は600mgα-TEです。妊婦はプラス2mg・授乳婦はプラス3mgとなっています。
 ビタミンEが活性酸素によって酸化されると活性を失います。しかし、ビタミンCによって再び活性を取り戻します。活性を失ったビタミンCはビタミンB2やB3によって再び活性化します。ビタミンはこのような連鎖の働きがありますから、単独で取るよりも一緒に摂取するのが望ましいのです。熱や酸には強く調理による損失は殆どありません。ただし、光とアルカリには弱い。

食品のビタミンE含有量

科学技術庁資源調査会編(100g当たり)

品   名 E含有量
(mgα-TE)
品   名 E含有量
(mgα-TE)
品   名 E含有量
(mgα-TE)
せん茶 65.4 ひまわりの種・乾 22.0 ひまわり・いり・味付け 12.0
マーガリン・高リノール酸トタイプ 40.4 とうもろこし油 20.7 マヨネーズ・卵黄型 11.4
ひまわり油 39.0 なたね油 16.9 落花生・いり 11.1
アーモンド・乾 31.1 調合油 15.9 しろさけ・すじこ 10.6
綿実油 29.8 大豆油 14.9 たらこ・生 10.4
小麦はいが 29.3 あんこう・きも 13.8 ショートニング 10.1
アーモンド・いり 29.3 松の実・いり 12.9 キャビア 9.3
抹茶 28.2 マーガリン・ソフトタイプ 12.3 しろさけ・イクラ 9.1
サフラワー油 27.4 落花生・大粒種・乾 12.2 パーム油 8.8
米ぬか油 26.1 落花生・小粒種・乾 12.2 あゆ・養殖・焼き 8.8
ヘーゼルナッツ・いり 22.6 マヨネーズ・全卵型 12.0 オリーブ油 7.6

 α-TE=α-トコフェロール当量

鉄や銅の器具による調理はビタミンEを破壊する恐れがあります。ビタミンEが小腸から吸収されるとき鉄に出会うと触媒の作用によって酸化され、活性を失ってしまい活性酸素を発生させることがあります。鉄分を摂取する場合は時間差を付けましょう。